〇控除項目の求め方
健康保険・厚生年金保険の保険料額表[報酬月額]の列で、総支給額が当てはまる行を参照し、標準報酬月額を求める。
総支給額349,000円 → 標準報酬月額340,000円
<健康保険料(介護保険料)>
健康保険・厚生年金保険の保険料額表を参照する。
標準報酬月額340,000円を保険料額表に当てはめる。
年齢が40歳以上なので健康保険料は介護保険料を含む保険料(介護保険第2号被保険者に該当する場合)の折半額を参照する。
健康保険料19,788円
<厚生年金保険料>
健康保険・厚生年金保険の保険料額表を参照する。
標準報酬月額340,000円を保険料額表に当てはめ、折半額を参照する。
厚生年金保険料31,110円
<雇用保険料>
雇用保険料率表を参照する。
一般の会社に勤務しているので、一般の事業の行で、労働者負担の枠を参照する。
雇用保険料率3/1,000
総支給額349,000円×3/1,000=1,047円
<社会保険料合計>
健康保険料19,788円+厚生年金保険料31,110円+雇用保険料1,047円=51,945円
<課税対象額>
課税支給額338,000円-社会保険料合計51,945円=286,055円
<所得税>
源泉徴収税額表を参照する。
その月の社会保険料等控除後の給与等の金額に課税対象額286,055円を当てはめ、甲欄の扶養親族等の数3人が交わるところの所得税額を参照する。
所得税額2,970円
<控除合計>
社会保険料合計51,945円+所得税2,970円=54,915円
<差引支給額>
総支給額349,000円-控除合計54,915円=294,085円
(単位:円)
1 | 支給項目 | 基本給 | 250,000 |
---|---|---|---|
2 | 役職手当 | 45,000 | |
3 | 家族手当 | 18,000 | |
4 | 住宅手当 | 25,000 | |
5 | 時間外労働手当 | ― | |
6 | 深夜労働手当 | ― | |
7 | 法定休日労働手当 | ― | |
8 | 代休割増手当 | ― | |
9 | 非課税通勤手当 | 11,000 | |
10 | 課税通勤手当 | ― | |
11 | 課税支給額 | 338,000 | |
12 | 非課税支給額 | 11,000 | |
13 | 総支給額 | 349,000 | |
14 | 控除項目 | 健康保険料・介護保険料 | 19,788 |
15 | 厚生年金保険料 | 31,110 | |
16 | 雇用保険料 | 1,047 | |
17 | 社会保険料合計 | 51,945 | |
18 | 課税対象額 | 286,055 | |
19 | 所得税 | 2,970 | |
20 | 住民税 | 考えません | |
21 | 控除額合計 | 54,915 | |
22 | 差引支給額 | 294,085 |