給与計算実務能力検定に関する質問
- 給与計算実務能力検定とはどんな検定ですか?
「給与計算実務能力検定」はその名前の通り「給与計算の実務能力」という面に重きを置いている検定試験です。
給与計算の仕組みや、社会保険手続業務、それに関する法的知識という給与計算の年間の業務レベルの部分に特化しています。2級および1級の区分は、下記の通りです。
<2級>
実務上の基礎となる労務コンプライアンスについて正しく理解し、基本的な給与の計算を行い、明細を作成できるレベルです。一般職員として、年末調整以外の通常の毎月の給与計算業務と賞与の計算ができます。<1級>
労働法令や税務についても正しく理解し、複雑な制度やイレギュラーな給与体系にも対応可能、また年末調整も含め、年間を通じて給与計算に関するすべての業務に精通したレベルです。社会保険や税務等付随する手続きを行うことができ、給与計算業務のリーダーとして管理ができます。1級は計算問題が多く、より実務的な知識が問われます。試験では、実際の計算問題など、実務上のポイントを踏まえたものが出題されています。
- 試験は年に何回ありますか? 次回の試験日程はいつですか?
「給与計算実務能力検定」は、2級試験は年2回(3月頃と11月頃)、1級試験は年1回(11月頃のみ)というスケジュールで実施しています。例年、11月本試験の日程は毎年4~5月頃に確定されています。
試験の概要につきましては、下記のページをご確認ください。
https://jitsumu-up.jp/wp/about/本試験につきましては、職業技能振興会までご連絡ください。
一般財団法人職業技能振興会
https://fos.or.jp/
TEL 03-5545-5528
お問い合わせ先 https://fos.or.jp/問い合わせ/- 2級と1級の違いについて教えてください。
2級は基本的な給与計算の仕組みや労務コンプライアンスについて正しく理解し、(給与計算の概要や社会保険の仕組み、賞与計算の基本的な仕組みや関係法令など)基本的な給与計算と(年末調整以外)賞与計算が実際にできるレベルです。
1級は、2級相当の給与計算の実務知識を持っている上で、労働法令や税務についても正しく理解し、複雑な制度やイレギュラーな給与体系にも対応可能、また年末調整や退職金も含め、年間を通じて給与計算に関する全ての業務に精通したレベルです。
1級は計算問題が多く、より実務的な知識が問われます。試験では、実際の計算問題など、実務上のポイントを踏まえたものが出題されています。試験問題につきましては、一部ではありますが、過去の試験問題の抜粋を公開しております。
- 受験場所は、どこになりますか?
試験は全国主要都市26会場で実施しております。(2023年11月試験実績)
詳細に関しましては、受験要項でご確認ください。なお、本試験に関するご不明点に関しましては、職業技能振興会までお問い合わせください。
一般財団法人職業技能振興会
https://fos.or.jp/
TEL 03-5545-5528
お問い合わせ先 https://fos.or.jp/問い合わせ/- 2級と1級は同日受験できますか?
2級と1級の同日受験は可能です。
2級試験は午前(10:00~12:00)、1級試験は午後(14:00~16:00)での実施ですので、1日に両級を受験いただくことができます。例年、両級の試験を受験いただく方は多くいらっしゃいますので、是非挑戦してください。- 2級を受けずにいきなり1級から受験しても大丈夫ですか?
「給与計算実務能力検定」は特に受験資格を設けておりませんので、2級を受けずに1級からの受験も可能です。
ただし、給与計算実務能力検定1級試験の出題範囲・学習の範囲は「2級試験相当の給与計算の実務知識は持っている」のが前提となっています。
2級では「給与計算・社会保険・賞与計算の基本的な仕組みや関係法令」について学ぶのに対して、1級では「給与計算・社会保険・賞与計算のイレギュラーな部分、および、退職金、年末調整」について学びます。
1級の学習の中で、簡易的な振り返りということで2級の学習範囲と重複する部分が多少ありますが、基本的には2級と1級の学習範囲は異なるものです。
「1級から学習して試験自体に合格する」のは、無理なことではないですが、合否にかかわらず、2級試験相当の給与計算実務の基本的な部分の知識を保持していないと肝心な基本的知識が欠けた状態ということにもなってしまいかねませんので、実務の現場で難しい部分が出てくる恐れもある、ということも考えられます。
1級から学習される、ということでしたら、2級の学習範囲部分=給与計算の基本的な仕組みや根拠となる関係法令についての知識は前提となってきますので、これらの点も踏まえ、ご検討ください。
- 団体受験は可能ですか?
企業や団体、学校単位で、それぞれのご事情に合わせて試験日、会場の設定を行うことが出来るのが団体受験です。
以下の要件が満たされた場合に実施が可能です。
●原則、受験者数10名様以上であること
●本試験日2週間前~本試験前日までの中で実施すること
●各企業、団体、学校等で実施会場を設定可能であること※職業技能振興会より、試験監督官を派遣し実施しています。
詳細は職業技能振興会までお問い合わせください。一般財団法人職業技能振興会
https://fos.or.jp/
TEL 03-5545-5528
お問い合わせ先 https://fos.or.jp/問い合わせ/- 社内の評価制度の一部に給与計算実務能力検定を取り入れたいと検討しております。試験結果を法人で一括受領することは出来ますか?また合否だけでなく、各項目ごとの点数を把握することは可能ですか?
社内評価制度への組み込みについて、ご検討いただき、誠にありがとうございます。
団体受験をされる法人様に限り、試験結果を法人様へ一括でご送付することは可能です。
その場合もお伝え出来るのは合否と点数までです。誠に申し訳ございませんが、出題内容や項目ごとの点数等はお伝えしてございません。結果の一括受領につきましては、職業技能振興会までお問い合わせください。※法人から複数名で受験いただいたとしても、一般会場で受験された場合は、対応出来ませんのでご注意ください。
一般財団法人職業技能振興会
https://fos.or.jp/
TEL 03-5545-5528
お問い合わせ先 https://fos.or.jp/問い合わせ/- 2級と1級を併願したのですが、受験料はそれぞれで支払わなくてはいけませんか?
受験料のお支払いは合算した額で問題ございません。お振込手数料も1回分で済みますので、併願の際は是非合算した額でお振込みください。
- 出願(申込み手続き)してから受験票が発行されるまでは、おおむねどれくらいの期間がかかるでしょうか。
受験票の発行時期につきましては、受験要項でご確認ください。なお、本試験に関するご不明点に関しましては、職業技能振興会までお問い合わせください。
一般財団法人職業技能振興会
https://fos.or.jp/
TEL 03-5545-5528
お問い合わせ先 https://fos.or.jp/問い合わせ/- 給与計算実務能力検定1級の記述式には、部分配点はありますか?
給与計算実務能力検定1級の記述式の配点ですが、回答いただくのは、最終の金額だけですので、部分配点はありません。
- 受験番号を控えていなかったので教えてください。
本試験に関するご不明点に関しましては、職業技能振興会までお問い合わせください。
一般財団法人職業技能振興会
https://fos.or.jp/
TEL 03-5545-5528
お問い合わせ先 https://fos.or.jp/問い合わせ/- 本試験に出願しましたが、受験できなくなってしまいました。 取り消し、または次回試験へ変更することはできますか?
出願後、一度お振込み頂きました受験料については返金出来ません。また原則として振替受験もお承りしておりません。詳細は受験要項をご確認ください。
なお、本試験に関するご不明点に関しましては、職業技能振興会までお問い合わせください。
一般財団法人職業技能振興会
https://fos.or.jp/
TEL 03-5545-5528
お問い合わせ先 https://fos.or.jp/問い合わせ/- 合格時の「認定登録」や「更新制度」で支払う金額は何ですか? また2年後に更新しないと資格はなくなりますか?
合格した際の「認定登録」(任意 3,000円[税込])とは、給与計算スキルの認定にかかる料金です。これは例えば自動車免許と同じように「最新の給与計算知識に基づいた正確な実務能力が身についている方」として、一般財団法人職業技能振興会が証明するもので、一般財団法人職業技能振興会より認定証(カード)が送付されます。(認定期間は2年間となります。)
認定期間を継続するための「更新制度」(任意 資格更新料:6,600円(更新料6,000円+送料600円)[税込] ※レターパックプラス 郵便配達員より対面にて認定証を受取)は認定期間中に施行された2年分の法改正情報をお送りして最新知識に更新頂くための制度です。上述しましたように、一般財団法人職業技能振興会が証明できるのは「最新の給与計算知識に基づいた正確な実務能力が身についている方」であり、古い法知識のままでは正式には認定できません。
そのため、更新頂いた方には、一般財団法人職業技能振興会より以下のものが送付されます。
・新しい認定証(カード)
・最新年度版の「給与計算実務能力検定公式テキスト」
・最新法改正情報こちらの更新制度をもって「給与計算実務能力検定〇級合格者」として、履歴書や名刺に記載頂ける証明となり、更新しないと失効する形となります。資格の認定につきましては、職業技能振興会までご連絡ください。
一般財団法人職業技能振興会
https://fos.or.jp/
TEL 03-5545-5528
お問い合わせ先 https://fos.or.jp/問い合わせ/- 認定登録や更新をしない場合、履歴書や名刺に「給与計算実務能力検定〇級合格」と記載することは認められますでしょうか?
基本的に認定登録や更新をしない場合、履歴書や名刺への記載は認められません。
認定登録とは、合格された方の技能を責任を持って保証するという制度です。したがって、登録されない方につきましては主催団体としては保証しかねるため、名刺や履歴書での言及はお控えいただいております。
給与計算という分野は法制度の改定によってルールが変更となることが多く、たとえ合格時には実務をこなすにあたって十分な技能を持っていたとしても、数年後まで通用する活きた技能とするには日々の研鑽が必須です。
合格された方の技能を責任を持って保証し続ける為には、皆様ご自身の能力も時代に合わせて最新化していただく必要がございます。実際に更新いただいた方につきましては、当初の合格に至る学習の中で培われた素地があれば最新のテキストを用いて学習していただくことで、時代に応じた技能をお持ちいただけると考えております。
したがいまして更新されない方につきましては、時代に沿う技能をお持ちであると責任を持って保証することはできかねますので、更新されるまでの間は履歴書等への表示をご遠慮いただいております。
- 認定登録者の名刺に 給与検定2級、1級の表記を行いたいのですが 制約事項は御座いますでしょうか?
認定登録者の方のお名刺への「給与計算実務能力検定2級、1級」の表記に関しまして特に制約事項はありません。
試験に合格し、職業技能振興会の認定証をお持ちの方でしたら、ぜひ有効にご活用ください。- 名刺に英語表記で「給与計算実務能力検定〇級合格」と記載するにはどうしたらよいですか?
「給与計算実務能力検定」は以下の表記になります。
Payroll calculation business capability official approval testたとえば、2級なら下記のように表記ください。
Payroll calculation business capability official approval test(The 2nd class)- 認定登録、認定書発行についてですが、合格後、数年してからでも登録できますか?
認定登録・更新につきましては、職業技能振興会までご連絡ください。
一般財団法人職業技能振興会
https://fos.or.jp/
TEL 03-5545-5528
お問い合わせ先 https://fos.or.jp/問い合わせ/- 認定登録、更新の手続をしたら、いつ頃認定証は届きますでしょうか?
認定登録・更新につきましては、職業技能振興会までご連絡ください。
一般財団法人職業技能振興会
https://fos.or.jp/
TEL 03-5545-5528
お問い合わせ先 https://fos.or.jp/問い合わせ/- 受験した時の住所から引っ越しました。 今後、更新時期にお知らせ等が届くのでしたら変更したいです。
認定登録頂いた方のご住所の変更等につきましては、職業技能振興会までご連絡ください。
一般財団法人職業技能振興会
https://fos.or.jp/
TEL 03-5545-5528
お問い合わせ先 https://fos.or.jp/問い合わせ/- 外国籍でも受験可能ですか?
外国籍の方でも受験は可能でございます。詳細は職業技能振興会までお問い合わせください。
一般財団法人職業技能振興会
https://fos.or.jp/
TEL 03-5545-5528
お問い合わせ先 https://fos.or.jp/問い合わせ/- 現在海外にいますが、受験時には帰国しているので、会場での受験を検討しています。受験票の郵送だけ海外郵送も可能ですか?
受験票の郵送も可能で、受験票はメールでの送信も対応しているとのことでございます。詳細は職業技能振興会までお問い合わせください。
一般財団法人職業技能振興会
https://fos.or.jp/
TEL 03-5545-5528
お問い合わせ先 https://fos.or.jp/問い合わせ/- 法改正があった時、どこを見ればいいですか?
弊社団の公式サイトのトップページ下方に、給与計算に関する法改正情報を掲載しております。ご確認ください。