日商簿記1級受験後、財務分析という別の視点から会計を学ぼうとP/L・B/Sアナリスト検定1級を受講・受験し、会計学習の楽しさを再認識した渡辺 心彩様にお話を伺いました。
ご受験頂いた級と学習について | ||
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P/L・B/Sアナリスト検定1級 | 学習にかかった時間 | 1日に約5時間 |
認定までにかかった時間 | 約3日 |
商業高校生で、日商簿記1級合格に向けた勉強をしていたので、基本的にはこれまでに習得してきた知識や理解度で挑戦しました。力試しと実力の確認のため、1級からチャレンジしました。
(解説講義や教材について)
解説講義については、スピードと声のトーンが聞き取りやすかったです。講義から認定まで全てウェブで完結出来る点がとても良かったです。
教材については、教科書・問題集だけでなく、総まとめノートや解決講義で使われた資料が紙ベースでいただけたのも、凄くありがたかったです。
(学習内容や難易度について)
簿記検定ではそこまで深堀されない財務諸表分析という内容を、丁寧に学ぶことができました。財務諸表を読み解く力がしっかりとつく学習内容だったと思います。
3級・2級・1級の3段階でレベル分けされているので、個人の実力にあった級を受験することができて取得しやすいと思います。
(実際、どのように勉強を勧めたか、教材の活用法などについて教えてください)
・解説講義を見ながら頂いた教材に書き込みをし知識をつける
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・問題集にとりかかる
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・復習テストにとりかかる
教科書と問題集を交互に使いながら学びました。二つに分かれていてとても使いやすかったです。復習テストがあったことで、自分の知識を整理できてよかったです。
6月の日商簿記1級受験が終わり、何か会計に関する検定や資格はないかと探していました。その際に、P/L・B/Sアナリスト検定に出会いました。計算力や理論を問う検定は多くありますが、財務諸表の分析に特化した検定ということでとても興味がわきました。日商簿記検定1級に向けて学習していく中で、なかなか財務諸表分析の学習までは手が及びませんでした。P/L・B/Sアナリスト検定を受験することで、手薄になりがちな財務諸表分析についての知識が身に付き、財務諸表を読み解くことが出来るようになるのではないかと思い受験を決めました。
粉飾決算の見分け方など、実務経験がないとわかりずらい知識を、現段階で学ぶことができたのはとても大きな収穫だと思います。単語だけを覚えるのではなく、それが何を表しているのかなど、深いところまで学ぶことができました。日商簿記検定1級の学習を進めていく中で、付随知識としてとても役に立っています。
会計に関する専門用語を知っている方にとっては、話が頭に入ってきやすいと思います。もちろん、専門用語を全く知らないよという方でも、とても分かりやすい説明をしてくれるので取得しやすいと思います。 私は商業高校生で3年間簿記・会計を学んできましたが、若干の息詰まりを感じていました。ですが、このP/L・B/Sアナリスト検定を受験し、別の視点から会計に触れたことで、頭と心のリフレッシュが出来て、やっぱり会計は楽しいと感じることが出来ました。
また、自分が思っていた以上に、ある程度の会計知識は付いていたんだという確認が出来たことも受験して良かったことです。
先日、日商簿記検定1級を再受験しました。合否結果が出るまで時間がありますが、引き続き会計の勉強を続けていきたいです。
今後の目標としては、税理士試験の簿記論・財務諸表論の合格、公認会計士試験短答式・論文式の合格を目指しています。
日商簿記検定1級の受験料が次回から大幅に値上がりしますが、アナリスト検定1級はもっと高いので、もう少し安ければ受験したい高校生ももっと増えるかなと思いました。
でも、40%OFFの学割があったのは凄く助かったと母は言ってました。
(事務局より)このたびは本検定をご受験いただき、誠にありがとうございました。現時点で、渡辺様は本検定史上最年少の1級認定者となります。学校で培ってきた会計知識に、財務分析の視点から学ぶことで会計の楽しさを再認識していただくことができたとのこと、大変嬉しいお言葉に感謝申し上げます。幅広くて奥深い会計の学習は、学習をするほど楽しく、より面白く、興味が増す不思議な力を持つ、と本検定試験委員長も申しております。ぜひ日商簿記1級、税理士、公認会計士・・・と目標を持ち続けて、未来を開いていってください。今後のご活躍を心よりお祈りしております。
※掲載内容は2023年12月時のものです。